ごあいさつ

 低炭素社会や循環型社会の構築など、持続可能な社会の実現は人類共通の課題です。住宅・建築の分野については、住宅・建築物の利用に伴うCO2排出量は、我が国全体の約3分の1を占め、その伸びは他分野に比べて大きいと言えます。長期的な視点に立って、一層のCO2排出量削減の取り組みを推進する必要があります。北九州市立大学国際環境工学部センター群構想において、これらの取り組みをより一層進めるため、建築・都市低炭素化技術開発センターを設立することになりました。本センターでは、北九州市及び民間企業と連携を取り、キャンパス間の連携拡大を推進するために、今までの研究を生かし、素材建物単体スケール、街区・都市スケール及びエネルギー・資源の技術開発を行い、それらの成果を北九州市の低炭素事業への取り組みに貢献し、さらに環境未来都市理念をアジアへ適応することを目的とします。

 

北九州市立大学 国際環境工学部    
建築・都市低炭素化技術開発センター長 

黒木 荘一郎